ヤマシン―Fは一時ストップ安、中国向け需要低迷と円高響き業績予想を下方修正
ヤマシンフィルタ<6240>がストップ安の水準となる前日比100円安の467円に売られる場面があった。6日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、売上高を192億3000万円から前期比0.9%減の186億5000万円、最終利益を8億5500万円から同15倍の7億1200万円に見通しを引き下げた。
建機用フィルター事業では、中国における主要得意先の生産計画が一部見直されたことを背景に、1~3月期に売上高の減少が見込まれるほか、10~12月期の急激な円高に伴う為替差損の発生なども響く。今期の想定為替レートはこれまでの1ドル=145円から1ドル=130円に見直した。
4~12月期の売上高は前年同期比0.5%減の141億1800万円、最終損益は5億4600万円の黒字(前年同期は8800万円の赤字)となった。