デサント急騰で1年ぶり4000円大台乗せ、4~12月期経常8割増益で通期配当計画を増額修正
デサント<8114>が急騰、一時400円を超える上昇で一気に4000円大台に乗せる場面があった。同社株が4000円台を回復したのは昨年1月中旬以来で約1年ぶりとなる。在庫適正化を背景とした値引き販売の減少に伴い収益の回復歩調が鮮明となっている。6日取引終了後に23年3月期第3四半期(22年4~12月)の決算を発表、経常利益は前年同期比79%増の104億4500万円と大幅な伸びを達成した。好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画に12円増額し40円とすることを発表しており、これも株高を後押ししている。なお、通期経常利益見通しは前期比63%増の123億円を予想しており、これは16年3月期に達成した110億5300万円を上回り7期ぶり過去最高利益更新となる見通し。