ティラドが一時S安、23年3月期業績及び配当予想を下方修正
ティラド<7236>は急落し一時ストップ安の2245円に売られる場面があった。6日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1584億円から1502億円(前期比12.4%増)へ、営業利益を42億円から11億円(同78.2%減)へ、最終損益を15億円の黒字から37億円の赤字(前期36億円の黒字)へ下方修正し、80円としていた期末配当予想を無配にすると発表したことが嫌気されている。
米国子会社において、材料費など大幅なコスト増加があった一方で、取引先への価格転嫁が計画通りに進捗しなかった。また、中国子会社においても、新型コロナウイルス感染症の影響により需要の低下などで業績が想定を大きく下回る見込み。なお、年間配当予想は80円となり、前期実績に対しては80円の減配となる予定だ。
あわせて発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高1163億6500万円(前年同期比18.8%増)、営業利益6億7500万円(同85.0%減)、最終損益3億7900万円の赤字(前年同期30億8800万円の黒字)だった。