株価指数先物【引け後コメント】 日経225先物は日中安値で引けるが、5日線やボリバン+1σに沿ったトレンドを継続

市況
2023年2月7日 18時20分

大阪3月限

日経225先物 27600 -80 (-0.28%)

TOPIX先物 1979.5 ±0.0 (±0.00%)

日経225先物(3月限)は前日比80円安の2万7600円で取引を終了。寄り付きは2万7710円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7685円)を上回って始まった。現物の寄り付き直後に付けた2万7690円を安値にリバウンドが強まり、一時2万7790円まで買われる場面も見られた。前場半ばにかけて再び2万7690円まで上げ幅を縮めたものの、プラス圏をキープするなど、前場は底堅さが意識された。ただし、後場に入り前場の安値を下回ると、2万7640円~2万7670円辺りのレンジで推移。終盤にかけては持ち高調整の売りに押され、2万7600円と日中安値で取引を終えた。

円相場が1ドル=132円70銭辺りの円安に振れて推移していたことを手掛かりに、朝方は買いが先行する格好だった。ただし、その後は次第に円安修正の動きのなか、持ち高調整に向かわせたようだ。日経225先物は朝方の上昇場面で前日の高値水準を超えられなかったことで、利食いが入りやすかったとみられる。ただ、安値引けとはなったが、切り上がりを見せている5日移動平均線やボリンジャーバンドの+1σに沿ったトレンドを継続している。

NT倍率は先物中心限月で13.94倍に低下した。前日には一時14.03倍まで上昇し、上値抵抗線として機能している75日線に接近してきたこともあり、NTロングのリバランスが入りやすいタイミングだったと考えられる。一方で、切り上がる5日線が支持線として意識されやすく、同線がサポートとして機能するようだと、改めてNTロングによるスプレッド狙いのトレードに向かわせそうだ。

米国では米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のインタビューやバイデン大統領の一般教書演説を控えるなか、これらを受けた為替反応などを見極めたいところであろう。日経225先物はナイトセッションで一時2万7510円まで売られる場面が見られた。円相場が円高に振れて推移しているほか、取引終了後に決算を発表したソフトバンクグループ <9984> [東証P]が私設取引で下落していることから、短期筋のショートが入ったようだ。ただし、調整局面で2万7500円水準での底堅さが確認されるようだと、ショートカバーを狙ったロングに向かいやすいだろう。

手口面では、日経225先物は野村が840枚、ドイツが510枚、ABNアムロが320枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが760枚、ソジェンが570枚、BNPパリバが220枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は野村が1000枚、大和が960枚、JPモルガンが530枚程度の売り越しに対して、BofAが1320枚、バークレイズが800枚、ゴールドマンが590枚程度の買い越しだった。

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