【↓】日経平均 大引け| 5日ぶり小反落、朝高も利益確定売りが優勢 (2月7日)

市況
2023年2月7日 18時26分

日経平均株価

始値  27744.90

高値  27814.96(09:16)

安値  27662.11(13:51)

大引け 27685.47(前日比 -8.18 、 -0.03% )

売買高  11億2651万株 (東証プライム概算)

売買代金  2兆6424億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は5日ぶり小反落、朝高後に値を消す展開

2.米国株市場では長期金利上昇を背景にハイテク株安

3.東京市場では為替のドル高・円安進行が追い風材料

4.米長期金利上昇を好感しメガバンクなどが買い優勢

5.値上がり銘柄数が値下がりを上回り、TOPIXは上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比34ドル安と3日続落した。FRBの早期利上げ停止や年後半の利下げ転換の観測が後退し、売りが優勢となった。

東京市場では、朝方は買い優勢で日経平均株価は上昇して始まったものの、その後は値を消す展開となった。ここ上昇が続いていたこともあり、目先利益確定の動きが表面化した。

前日の米国株市場では、米10年債利回りが3.6%台半ばまで上昇したことを嫌気してハイテク株が売られ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。しかし、東京市場では外国為替市場で1ドル=132円台半ばまで進んだドル高・円安を拠りどころに朝方は買いが先行した。ただ、その後は日経平均の上値の重さが意識され上げ幅を縮小、後場に入ると更に値を消す展開となり前日終値を下回る水準で推移した。一方、下値では押し目買い意欲が旺盛で日経平均の下げ幅はわずかにとどまった。米長期金利上昇を受けてメガバンクなどが買われ、全体相場を下支えした。個別では決算発表によって明暗を分ける展開だが、プライム市場の値上がり銘柄数が値下がり数を上回り、TOPIXは高く引けた。

個別では、日本製鉄<5401>、JFEホールディングス<5411>など鉄鋼株が売られ、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。三菱重工業<7011>が売りに押され、富士通<6702>も下落した。ヤマシンフィルタ<6240>、ティラド<7236>がストップ安となり、テノ.ホールディングス<7037>も大きく水準を切り下げた。

反面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが高水準の売買代金をこなし買い優勢、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株も高い。FOOD & LIFE COMPANIES<3563>も大幅上昇。キーエンス<6861>、SMC<6273>が高く、日本ケミコン<6997>が急騰。岩崎電気<6924>はストップ高で買い物を残した。デサント<8114>、ヤマトホールディングス<9064>も値を飛ばした。JSR<4185>も大幅高となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ヤマトHD <9064>、東エレク <8035>、資生堂 <4911>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約29円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、エムスリー <2413>、バンナムHD <7832>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約45円。

東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)その他金融業、(3)繊維製品、(4)保険業、(5)化学。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)不動産業、(3)非鉄金属、(4)鉱業、(5)建設業。

■個別材料株

△明豊ファシリ <1717> [東証S]

営業益増額し過去最高更新で増配も評価。

△ケアサービス <2425> [東証S]

第3四半期大幅増益と株主優待制度導入。

△免疫生物研 <4570> [東証G]

4-12月期営業黒字化達成で通期計画も超過。

△岩崎電 <6924> [東証P]

MBO発表でTOB価格4460円にサヤ寄せ。

△NKK <6943> [東証S]

23年3月期業績予想を上方修正。

△日ケミコン <6997> [東証P]

収益性改善で23年3月期業績予想を上方修正。

△内海造 <7018> [東証S]

第3四半期大幅営業増益で通期計画上回る。

△デサント <8114> [東証P]

4-12月期経常8割増益で通期配当計画を増額修正。

△ヤマトHD <9064> [東証P]

宅急便値上げを好感。

△マイクロアド <9553> [東証G]

米トレードデスクと提携。

▼ティラド <7236> [東証P]

23年3月期業績及び配当予想を下方修正。

▼八千代工 <7298> [東証S]

10-12月期(3Q)最終は赤字転落。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)岩崎電 <6924>、(2)日ケミコン <6997>、(3)ARM <8769>、(4)F&LC <3563>、(5)竹本容器 <4248>、(6)デサント <8114>、(7)ヤマトHD <9064>、(8)マーキュリア <7347>、(9)ニチコン <6996>、(10)エノモト <6928>

値下がり率上位10傑は(1)ティラド <7236>、(2)ヤマシン―F <6240>、(3)シグマクシス <6088>、(4)JFE <5411>、(5)テノ.HD <7037>、(6)ミラースHD <8897>、(7)日医工 <4541>、(8)グリムス <3150>、(9)淀川鋼 <5451>、(10)Ubicom <3937>

【大引け】

日経平均は前日比8.18円(0.03%)安の2万7685.47円。TOPIXは前日比4.18(0.21%)高の1983.40。出来高は概算で11億2651万株。東証プライムの値上がり銘柄数は901、値下がり銘柄数は827となった。東証マザーズ指数は782.01ポイント(5.64ポイント高)。

[2023年2月7日]

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