アイロムGが急落、今期業績予想の上方修正も10~12月期は大幅減益に
アイロムグループ<2372>が急落した。7日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高は165億円から188億円(前期比19.8%増)、最終利益は21億円から25億円(同27.5%増)に見通しを引き上げた。ただし、10~12月期でみると大幅な最終減益となっており、直近の業況を嫌気した売りが膨らんだようだ。
医療機関向けの治験支援(SMO)事業において、がんや難治性疾患の試験の受託が増加したことに加え、プライマリー領域の大型案件も複数受託し、業績が大きく伸長。医薬品開発受託(CRO)事業でも新規試験の受託が堅調に推移しており、これらの要因を業績予想に織り込んだ。