米国株見通し:上げ渋りか、FRB当局者のタカ派姿勢に警戒

市況
2023年2月8日 14時17分

(14時00分現在)

S&P500先物      4,174.25(-1.50)

ナスダック100先物  12,783.00(+6.25)

米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル高。米金利は失速し、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

7日の主要3指数は反発。様子見ムードが続いた後、終盤に上昇基調を強め、ダウは265ドル高の34156ドルと4日ぶりにプラスへ浮上した。この日注目されたパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のインタビューは、前週の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見での発言をほぼ受け継ぐ内容。前週末に発表された強い雇用統計直後の見解だったが、想定ほどタカ派的でないと見方が広がり引けにかけて買い優勢となった。

本日は上げ渋りか。具体的な材料が乏しいなか、パウエルFRB議長の政策スタンスを消化する展開に。市場はFRBが今後の引き締めに想定ほどタカ派的でないと受け止め、金利高が抑制されれば株買いは継続。ただ、今晩はFRB内でタカ派とされるウォラー理事などの発言機会が予定され、活況の労働市場を前向きに評価する見解なら金利高・株安が見込まれる。一方、決算発表で消費関連の業績が上向けば買い材料として注目されよう。

《TY》

提供:フィスコ

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