東京株式（前引け）＝１３８円高、値がさ株など買われ堅調推移
１０日前引けの日経平均株価は前日比１３８円５７銭高の２万７７２２円９２銭。前場のプライム市場の売買高概算は７億６１１７万株、売買代金は約１兆９２７５億円。値上がり銘柄数は９３３、値下がり銘柄数は８１７、変わらずは８６銘柄だった。
日経平均株価は堅調に推移。前日の米株式市場は下落したが、東京市場で日経平均株価は前日まで３日続落しており、値頃感からの買いが流入。業績の上方修正と株式分割を発表した東京エレクトロン<8035>が買われるなど、値がさ株が上昇したことも寄与した。先物には海外投資家からとみられる買いが流入している。
個別銘柄では、決算内容が好感され日本製鉄<5401>が商いを伴い上昇したほか、アドバンテスト<6857>、ファーストリテイリング<9983>やルネサスエレクトロニクス<6723>が上昇。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>も堅調。ダイキン工業<6367>や信越化学工業<4063>も値を上げた。半面、レーザーテック<6920>やソフトバンクグループ<9984>が安く、トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>、リクルートホールディングス<6098>、三菱地所<8802>が値を下げた。
