東京株式(前引け)=反発、朝方買い一巡後は伸び悩む展開に
14日前引けの日経平均株価は前営業日比152円29銭高の2万7579円61銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は5億4117万株、売買代金概算は1兆2984億円。値上がり銘柄数は1361、対して値下がり銘柄数は401、変わらずは70銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ幅広い銘柄に買いが優勢となり、日経平均株価は反発した。前日の米国株市場でNYダウが370ドルあまりの大幅高となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数もNYダウを上回る上昇率で4日ぶりに反発したことから、東京市場でもリスクを取る動きが強まった。ただ、日本時間今晩に1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、買い一巡後は上値の重い展開を強いられた。日経平均は朝方寄り付き直後につけた2万7721円が前場の高値となっている。個別株は高い銘柄が多く、全体の74%の銘柄が上昇している。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が高く、日本製鉄<5401>は商いを伴い上昇。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。日本郵船<9101>など海運株も堅調。三井松島ホールディングス<1518>が値を飛ばし、三菱重工業<7011>も物色人気。ファインデックス<3649>はストップ高に買われた。半面、ダブル・スコープ<6619>が急落、リクルートホールディングス<6098>の下げも目立つ。日立製作所<6501>が安く、ヤマハ発動機<7272>も売りに押された。クロス・マーケティンググループ<3675>、アイスタイル<3660>などが大幅安。