話題株ピックアップ【夕刊】(1):チェンジ、アウトソシン、ギフティ

注目
2023年2月15日 15時11分

■チェンジ <3962>  2,546円  +335 円 (+15.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

チェンジ<3962>が大幅高。14日の取引終了後に23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の決算を発表し、営業利益は52億3000万円(前期変則決算のため比較なし)だった。通期計画(70億円)に対する進捗率が上期時点(1.9%)から急改善し、74%まで回復したことから、これを好感した買いが入った。売上高は155億1900万円(同)だった。ふるさと納税のプラットフォームビジネスや官公庁向けサービスの提供を手掛けるパブリテック事業や、IT技術を生かして企業の変革を促すNEW-ITトランスフォーメーション事業が全体業績を牽引した。通期の見通しは据え置いている。

■アウトソーシング <2427>  1,141円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位

アウトソーシング<2427>はストップ高。同社は製造業向け技術者派遣事業を手掛けており、海外展開にも積極的。14日取引終了後に発表した22年12月期決算は経常利益が前の期比45%増の170億3000万円と大幅な伸びを達成し、過去最高利益を更新した。好業績を背景に前期年間配当は従来計画に3円上乗せの25円とすることも発表している。更に23年12月期の経常利益は前期比62%増の275億円を見込んでおり、連続で大幅に過去最高利益を更新する見通し。株主還元策も一段と強化し、前期比18円の増配となる43円を計画しており、これを評価する形で大口の投資資金が流入した。

■CAC <4725>  1,626円  +206 円 (+14.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

14日に決算を発表。「今期経常は1%増益、20円増配へ」が好感された。

CAC Holdings <4725> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期の連結経常利益は前の期比13.9%減の31.5億円になったが、23年12月期は前期比1.3%増の32億円に伸びる見通しとなった。

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■ギフティ <4449>  2,615円  +299 円 (+12.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位

ギフティ<4449>が大幅続伸し、昨年来高値を更新した。同社は14日取引終了後、23年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比2.2倍の8億1300万円としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は同43.7%増の67億8800万円を見込む。eギフトの発行企業及びeギフトの利用企業・利用者双方の拡大、新規サービスの開発・展開をしていくことで、eプラットフォームの拡大を図るとともに、地理的な横展開をしていくことで収益の多様化を図るとしている。なお、22年12月期通期の連結決算は売上高が前の期比26.8%増の47億2300万円(従来予想は46億7000万円)、営業利益は同17.6%増の3億6200万円(従来予想は3億1000万円)で着地した。

■UFHD <4235>  4,005円  +455 円 (+12.8%)  本日終値

14日に決算を発表。「前期最終が上振れ着地・今期は2%増益へ」が好感された。

ウルトラファブリックス・ホールディングス <4235> [東証S] が2月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期の連結最終利益は前の期比2.1倍の20.5億円に急拡大し、従来予想の17億円を上回って着地。23年12月期も前期比2.4%増の21億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収、増益になる。

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同時に発表した「1→2の株式分割を実施」も買い材料。

3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

■Abalance <3856>  4,305円  +480 円 (+12.6%)  本日終値

Abalance<3856>は急騰。太陽光パネルの製造を主力とするが、生産規模の拡張が進み足もとの業績は極めて好調に推移している。14日取引終了後に発表した23年6月期上期(22年7~12月)業績は営業利益が前年同期比9.7倍の51億6700万円と急拡大した。通期営業利益は70億円(前期比4.1倍)を計画しているが進捗率は74%に達した。特に10~12月期の伸びは著しく、前年同期比で20倍となった。これを材料視する形で投資資金の攻勢が加速している。株価は連日の上場来高値更新となり、株式分割を考慮して初の4000円大台ライン突破となっている。

■日本ペHD <4612>  1,233円  +95 円 (+8.4%)  本日終値

日本ペイントホールディングス<4612>が続急騰。14日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比23.4%増の980億円と大幅増益を見込む。市場のコンセンサスを上回る見通しを示したほか、年間配当予想は同2円増配の13円としており、これらがポジティブ視されたようだ。売上収益は同7.0%増の1兆4000億円を計画する。建築用を中心とした製品の値上げ効果や自動車市場の回復、原材料費率の改善による影響を業績予想に反映した。22年12月期の売上収益は前の期比31.1%増の1兆3090億2100万円、最終利益は同17.5%増の794億1800万円だった。

■楽天グループ <4755>  713円  +51 円 (+7.7%)  本日終値

楽天グループ<4755>は朝安後に切り返す展開。14日の取引終了後に発表した22年12月期の連結決算は、売上収益が前の期比14.6%増の1兆9278億7800万円、最終損益は3728億8400万円の赤字(前の期は1338億2800万円の赤字)となった。最終赤字幅が大幅に拡大したことを嫌気した売りが膨らんだものの、主因となったモバイル事業の損失が改善することへの期待感もあり、押し目買いが入ったようだ。23年12月期の業績予想は、証券サービスを除いた連結売上収益について前期に比べ2ケタの成長率を目指すとしている。モバイル事業は自社ネットワークの拡大による減価償却費の増加を見込む半面、パートナー回線エリアの縮小に伴うローミング費用の減少と、基地局整備投資の一巡などを想定。損失の更なる改善を目指す方針を示した。

■ガンホー <3765>  2,371円  +149 円 (+6.7%)  本日終値

14日に決算を発表。「前期経常は14%減益で着地・10-12月期(4Q)経常は10%増益、今期業績は非開示」が好感された。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> [東証P] が2月14日大引け後(15:05)に決算を発表。22年12月期の連結経常利益は前の期比13.8%減の289億円に減った。なお、23年12月期の業績見通しは開示しなかった。

⇒⇒ガンホーの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「4.52%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の4.52%にあたる280万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月15日から3月24日まで。取得した自社株は3月31日付で全て消却する。

■三井海洋開発 <6269>  1,534円  +84 円 (+5.8%)  本日終値

14日に決算を発表。「今期最終は20%増益へ」が好感された。

三井海洋開発 <6269> [東証P] が2月14日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期の連結最終損益は49.6億円の黒字(前の期は418億円の赤字)に浮上し、23年12月期の同利益は前期比20.4%増の59.7億円に伸びる見通しとなった。

⇒⇒三井海洋開発の詳しい業績推移表を見る

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