ブリヂストンが続伸、23年12月期は最終利益11%増で25円増配へ
ブリヂストン<5108>が続伸している。16日の取引終了後に23年12月期の連結業績予想を発表。同社では米国建築資材事業、防振ゴム事業、化成品ソリューション事業を非継続事業に分類し、それ以外の継続事業で売上高4兆1500億円(前期比1.0%増)、純利益3400億円(同11.3%増)を見込み、年間配当予想を前期比25円増の200円としたことが好感されている。
半導体不足の改善により新車用タイヤの需要回復を見込んでおり、乗用車/ライトトラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、鉱山用・建設用タイヤの全てが前年を上回る見通し。1月20日に発表した国内市販用タイヤの値上げも貢献する。なお、想定為替レートは1ドル=123円(前期132円)、1ユーロ=133円(同138円)としている。
同時に発表した22年12月期決算は、継続事業ベースで売上高4兆1100億円(前の期比26.6%増)、純利益3055億800万円(同0.8%減)だった。