田中精密は続伸、高性能モーター製造技術「ティース塗り接着積層」の技術を開発
田中精密工業<7218>は続伸している。同社は17日、モーターコア接着積層技術を更に進化させ、1点当たりの接着剤の塗布量が従来の10分の1という微細塗布技術を開発したと発表しており、好材料視されている。
今回開発した技術により、幅5ミリメートル程度のモーターコアのティース部と呼ばれる部分でもはみ出しのない接着が可能となり、モーターコアの減衰性能が向上し振動や騒音を抑制する効果が期待できるという。また、鋼板同士の密着面積拡大による放熱性の向上も期待できるとしており、近年の高性能モーターに要求される静粛性や熱マネジメントの向上・改善に寄与するとしている。