話題株ピックアップ【昼刊】:グリー、HIS、gumi

注目
2023年2月20日 11時36分

■グリー <3632>  726円  +50 円 (+7.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位

グリー<3632>が急反発。Vチューバ―グループ「ホロライブ」を運営するカバー<5253>が17日、東京証券取引所からグロース市場への新規上場を承認されたと発表した。これが刺激材料となり、持ち分法適用関連会社のファンドがカバーに出資しているグリーに物色の矛先が向かっているようだ。グループ会社を通じて同じくカバーに出資しているIMAGICA GROUP<6879>も高い。

■エイチ・アイ・エス <9603>  2,114円  +33 円 (+1.6%)  11:30現在

エイチ・アイ・エス<9603>は3日続伸している。前週末17日の取引終了後、韓国観光公社(江原道原州市)と、韓国への観光客誘致拡大のための共同事業推進に関する業務提携協約を締結したと発表しており、好材料視されている。今回の協約締結により、両社は日本全国からの訪韓観光客の促進のために相互で協力するとともに、今後さまざまな共同事業を拡大するために、双方の日本各地域の活動拠点間でも連携や協力を行うという。具体的には釜山や済州などの都市を中心に地方観光商品を充実させ、地域及びテーマ別の観光コンテンツの広報を強化するほか、韓国テーマ観光素材を活用して新規にテーマ観光商品や高付加価値商品などを造成し、訪韓商品ラインアップの拡大や販売促進などの共同広報マーケティングを展開するとしている。

■gumi <3903>  854円  +13 円 (+1.6%)  11:30現在

gumi<3903>が堅調。東京証券取引所は前週末17日の取引終了後、VTuber(バーチャルユーチューバー)のキャラクターIP(知的財産)開発や、VTuberプロダクションの運営事業を手掛けるカバー<5253>の新規上場を承認したと発表した。カバーはgumiの連結子会社であるTokyo XR Startupsの投資先。カバーの上場に伴い、保有株の一部の売り出しを実施する予定といい、材料視されたようだ。カバーは3月27日に東証グロース市場へ新規上場する。上場に際し、150万株の公募と1092万7400株の売り出し、上限186万4100株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。主幹事はみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券。公開価格決定日は3月15日。

■シーアールイー <3458>  1,086円  +16 円 (+1.5%)  11:30現在

シーアールイー<3458>は小幅反発。前週末17日の取引終了後、84万株(発行済み株数の2.79%)の自社株を3月31日付で消却すると発表しており、好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は2924万7200株となる予定だ。

■USENHD <9418>  2,518円  +12 円 (+0.5%)  11:30現在

USEN-NEXT HOLDINGS<9418>が高い。前週末17日の取引終了後、動画配信サービス「Paravi」を運営するプレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ、東京都港区)を、3月31日付で株式交換により完全子会社化すると発表した。これを好感した買いが集まったようだ。コンテンツ配信事業の競争環境が激化するなか、経営統合により事業価値の向上を目指す。将来的には「U-NEXT」と「Paravi」のサービス統合を予定しており、事業運営コストの削減などを見込む。

■東京エレクトロン <8035>  45,360円  -830 円 (-1.8%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>といった大手半導体製造装置関連株は軟調。先週末17日のフィラデルフィア半導体株指数は1.62%安と下落。米長期金利が上昇するなか、高PERの半導体関連などのハイテク株が値を下げた。こうしたなか、週明けの東京市場でも東エレクなどに売りが先行している。今週は22日に米半導体大手のエヌビディア<NVDA>が決算発表を予定しており、その結果も注目されている。

■ミスミグループ本社 <9962>  3,115円  -35 円 (-1.1%)  11:30現在

ミスミグループ本社<9962>が続落した。前週末17日の取引終了後に発表した1月の連結売上高は、前年同月比7.6%減の269億7100万円だった。減収での着地となったことを嫌気した売りが膨らんだようだ。FA事業は同5.9%減の88億2500万円、金型部品事業は同10.4%減の54億1300万円、VONA事業は同7.5%減の127億3200万円となり、いずれも減収となった。

■FHTホールディングス <3777>  52円  +12 円 (+30.0%)  11:30現在

FHTホールディングス<3777>が続伸した。前週末17日の取引終了後、買取事業を運営するDLM(大阪市浪速区)の株式を取得し、完全子会社化すると発表した。これを手掛かり視した買いが集まったようだ。来期以降の売上高・収益の拡大に寄与すると判断した。あわせて同社はリバイブ投資事業組合に対する第三者割当増資を実施するとも開示した。新たに4817万株を1株27円で発行。約13億円を調達し、DLMの借入金返済資金や、同社の事業運転資金などに充当する。

■セキュア <4264>  1,427円  +300 円 (+26.6%) ストップ高   11:30現在

セキュア<4264>がストップ高に買われている。同社はきょう、自社が提供している監視カメラシステムや入退室管理システムなどのセキュリティーソリューションの累計導入社数が8000社を突破したと発表しており、株価の刺激材料となっているようだ。なお、同社は人工知能(AI)を活用した店舗ソリューションを開発・提供する米スタートアップのAiFi(アイファイ)と無人店舗ソリューションの展開に向けて業務提携したと16日に発表。これが材料視され、前週末17日にはストップ高をつけていた。

■東京通信 <7359>  2,111円  +400 円 (+23.4%) ストップ高   11:30現在

東京通信<7359>はストップ高、上値指向を鮮明としている。同社はスマホアプリの開発・運用を手掛け、メタバースやGameFi(ゲームファイ)など新分野に注力していることで投資家からの注目度が高い。13日に発表した今23年12月期見通しは引き続き増収基調を継続するとともに、営業利益ベースで黒字転換を予想。これを受け、同社株は上昇を続けている。前週末17日には銀座の街をバーチャル化した「AMIZA CITY GINZA」のα版が完成したと発表しており、きょうはこれを材料視した買いも入っているようだ。

■ヘッドウォータース <4011>  6,680円  +1,000 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在

ヘッドウォータース<4011>が大幅続伸し、ストップ高の水準となる前週末比1000円高の6680円に買われている。17日の取引終了後、経済産業省の「GXリーグ基本構想」への賛同を発表した。16日には地方企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)やスマートシティ化に向けたBTM<5247>との協業強化を開示し、ヘッドウォの株価は急騰していたが、今回の発表を手掛かり視した買いが新たに入り、株高に弾みがついたようだ。

■ランサーズ <4484>  311円  +42 円 (+15.6%)  11:30現在

ランサーズ<4484>がカイ気配スタートで急騰。この日の寄り前、子会社MENTAが運営する、さまざまなプロに直接相談できるメンターマッチングサービス「MENTA」が、「ChatGPT」との連携を開始したと発表しており、好材料視されている。「ChatGPT」で利用されている言語モデル「GPT-3」を活用し、メンター(教える側)が出品時にプラン内容を作成する際、アシストする機能を新たにリリースした。同機能のリリースによって、メンターがプランを作成する際にスキルや経歴、相談を受けられることを箇条書きで書くだけでプラン内容を提案できるようになるという。また、ランサーズが運営する「Lancers」でも、個人のスキルを商品化できる「パッケージ方式」で「ChatGPT」を活用したスキルの出品を開始したとしている。

■瑞光 <6279>  968円  +119 円 (+14.0%)  11:30現在

瑞光<6279>が急反発している。今年4月3日に設立60周年を迎えることを記念して、23年5月20日に時点の株主を対象に記念株主優待を実施すると発表しており、好材料視されている。1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000~3000円分のクオカードを贈呈するという。

■フレアス <7062>  984円  +84 円 (+9.3%)  11:30現在

フレアス<7062>が大幅続伸し昨年来高値を更新している。19日放送のTBS系情報番組「がっちりマンデー!!」で紹介されたことが好材料視されている。放送では「上場した後スゴいことになってる会社!」として、店舗数が上場時の102店舗から3年間で379店舗に拡大と店舗数が増加していることやフランチャイズ事業などについて紹介された。また、同時に番組で紹介されたAZ-COM丸和ホールディングス<9090>やアニコム ホールディングス<8715>も買われている。

■アサヒ衛陶 <5341>  762円  +51 円 (+7.2%)  11:30現在

アサヒ衛陶<5341>が大幅反発している。前週末17日の取引終了後、テンフィールズファクトリー(京都府精華町)とEVスタンド機器に関する課金システムの共同開発と拡販で業務提携したと発表しており、好材料視されている。同社は、中国の迅捷能源が製造するEVスタンド機器などの日本市場における独占販売権を有してEVスタンド機器などの販売事業を行っているが、今回の提携により、双方の製品を提供し合うことにより、より市場性が高く、製品精度の高い製品の提供が可能になると判断したという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄

オーミケンシ <3111>  462円  +80 円 (+20.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

BTM <5247>  3,125円  +502 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在

MITホールディングス <4016>  1,038円  +150 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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