株価指数先物【昼のコメント】 ナイトセッションのレンジ内での推移のなか、ややNTショートに振れやすい
日経225先物は11時30分時点、前日比30円高の2万7490円(+0.10%)前後で推移。寄り付きは2万7480円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7505円)にサヤ寄せする格好で、小幅に買いが先行した。現物の取引開始直後に軟化すると、一時2万7400円まで売られる場面が見られた。ただし、ナイトセッションの安値は割り込まず、前場半ばにかけてはショートカバーと見られる動きから、2万7510円まで買われた。もっとも、ナイトセッションのレンジを上下いずれも超えられず、買い一巡後は2万7470円~2万7510円辺りでのこう着となった。
日経225先物は、狭いレンジ内でのこう着であり、市場参加者が限られるなか、スキャルピング中心のトレードとなっているようだ。NT倍率は先物中心限月で13.76倍に低下した。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が弱い値動きで推移するなか、ややTOPIX優位の展開からNTショートに振れやすい。
株探ニュース