三菱ケミGが続伸、国内初のアクリル樹脂回収スキームを構築
三菱ケミカルグループ<4188>が続伸している。この日、東京海上ホールディングス<8766>傘下の東京海上日動及び中央自動車工業<8117>子会社のABTと共同で、使用済み自動車からアクリル樹脂を回収するためのスキームについて実証実験を開始すると発表しており、好材料視されている。
東京海上日動及びABTが持つ使用済自動車処理のネットワークを活用し、テールランプなどのアクリル樹脂を回収するスキーム構築を目指すという。まずは、23年3月から関東地区で1000台ほどの使用済み自動車からアクリル樹脂を回収する実証実験を開始。実証実験を踏まえて、オペレーション・素材の品質・コストなどの検証を行い、24年度にも全国ネットワークでの取り組みに拡大していくことを目指すとしている。なお、自動車保険のネットワークを活用して使用済み自動車からアクリル樹脂を回収する試みは国内初の取り組みとなる。