きょうは小幅高での始まりか 午後にFOMC議事録=米国株

市況
2023年2月22日 23時15分

(NY時間9:03現在)

ダウ平均先物3限 33219.00(+57.00 +0.16%)

S&P500先物3限 4013.50(+7.75 +0.18%)

ナスダック100先物3限 12131.25(+34.50 +0.23%)

米株価指数先物市場でダウ指数は小幅高で推移し、ナスダック100も上昇しており、本日のNY株式市場は小幅高で始まりそうだ。前日のダウ平均は700ドル安まで下落し、今年最悪の1日となった。FRBの利上げと高金利の長期化への警戒感が引き続き市場心理を圧迫している上、小売り大手の決算が弱かったことや、ウクライナ侵攻に関連して米ロの対立激化といった地政学的リスクも意識された模様。

先週に発表されたインフレ指標や小売売上高を受けて、市場は予想以上のFRBの利上げや高金利長期化への懸念を強めている。市場からは「先週の株式市場はインフレ懸念でまちまちだった。今週のデータも市場にとって厄介な問題を明確にする可能性がある」との見方も出ていた。

きょうは現地時間の午後(日本時間23日4時)に前回分のFOMC議事録の公表が予定されており、その内容を確認したい雰囲気もあるようだ。前回のFOMCでは全会一致で0.25%ポイントの利上げが決定されたが、今年は投票権のない委員などFOMC委員の中に0.50%の利上げを希望した委員が複数いたことが確認されれば、金利上昇期待は高まるだろう。しかし、市場もそれ自体はかなり織り込んでいる節もあり、株式市場がどのような反応を見せるか注目される。

市場からは「いまの市場の心を掴んでいるのは、回復力のある成長だが、それは同時に、より強いインフレも意味する」とのコメントも出ている。

決算はまだ発表があり、きょうは引け後にエヌビディア<NVDA>とイーベイ<EBAY>が発表を予定している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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