大光が一時9%超安と急落、公募と売り出し実施で希薄化や需給悪化を警戒
大光<3160>が急落。株価は一時、前日に比べ9%超安に売られた。28日取引終了後、公募増資と売り出しの実施を発表しており、1株当たり利益の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが膨らんだ。120万株の公募と35万株の売り出し、上限23万2500株のオーバーアロットメントの売り出し・第三者割当増資を実施する。調達金額は約8億6000万円で、新本社兼物流センター取得のための設備投資資金などに充てる。発行済み株式数は最大で約11%増える見込み。発行・売り出し価格は3月8日から13日までのいずれかの日に決定する。
なお、同社は同時に23年5月期の連結純利益予想を2億4000万円から3億7500万円(前期比約22倍)に増額修正することも発表した。販売価格の見直しや経費抑制による収益性の改善などが寄与する。