HPは通期ガイダンス維持 株価の反応はまちまち=米国株個別

材料
2023年3月2日 0時06分

HP<HPQ>が前日引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想範囲内となった。ガイダンスも公表し、1株利益の見通しは第2四半期、通期とも予想を上回る見通しを示した。

PCの販売が予想以上に落ち込み、需要低迷に悩まされながらも、特にキャッシュフロー(FCF)に関する通期ガイダンスを維持したことが好感されている模様。第1四半期は予想外の赤字となっていた。年内のPC需要の持ち直しを見込んでいることが示唆されている。

アナリストは「PC市場の低迷を考えると今回の決算は明るい材料だった」と指摘。「われわれは同社の利益および利益率を守るための行動と、PC軟化を示唆するデータを考慮した上で、同社が23年度の通期見通しを維持したことに勇気づけられた。株価は23年下期と24年に向けて良い方向に向かう可能性がある」と述べている。

ただ、株価の反応はまちまちで、現在は前日付近での推移となっている。

(11-1月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.75ドル(予想:0.74ドル)

・売上高:138.3億ドル(予想:141.3億ドル)

パーソナルシステムズ:92.2億ドル(予想:96.5億ドル)

プリンティング:46.1億ドル(予想:44.9億ドル)

・営業利益率(調整後):7.8%(予想:7.1%)

・FCF:-2億ドル(予想:+4940万ドル)

(2-4月・第2四半期)

・1株利益(調整後):0.73~0.83ドル(予想:0.76ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):3.20~3.60ドル(予想:3.29ドル)

・FCF:30~35億ドル(予想:30.9億ドル)

(NY時間09:53)

HP<HPQ> 29.37(-0.16 -0.53%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.