【市場反応】米Q4単位人件費が予想上振れ、新規失業保険申請件数は予想外に減で賃金インフレ懸念も浮上、ドル買い

市況
2023年3月2日 23時01分

米10-12月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率+1.7%と、速報値+3.0%から予想以上に下方修正された。伸びは前四半期の+1.2%からは拡大し21年10-12月期以降1年ぶり最大。また、同期単位労働コスト改定値は前期比年率+3.2%と、伸びは速報値+1.1%から予想以上に上方修正された。伸びはマイナスとなった21年1-3月期以降で最低となった。様々な調整が響いたとされている。

米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(2/25)は2000件減の19万件と、前回19.2万件から増加予想に反し減少。また、失業保険継続受給者数(2/18)は165.5万人と、やはり予想外に前回166万人から減少した。

結果を受けて賃金インフレ懸念も浮上し、米国債相場は続落。10年債利回りは4.079%まで上昇した。ドル・円は137円07銭まで上昇し年初来高値を更新。ユーロ・ドルは1.06ドルから1.0582ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.1960ドルから1.1926ドルまで下落した。

【経済指標】・米・10-12月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+1.7%(予想:+2.5%、速報値:+3.0%)・米・10-12月期単位労働コスト改定値:前期比年率+3.2%(予想:+1.6%、速報値:+1.1%)・米・先週分新規失業保険申請件数:19万件(予想:19.5万件、前回:19.2万件)・米・失業保険継続受給者数:165.5万人(予想:166.9万人、前回:166万人←165.4万人)

《KY》

提供:フィスコ

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