東京株式(前引け)=続伸、朝安後に先物主導で切り返す
7日前引けの日経平均株価は前営業日比115円56銭高の2万8353円34銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億4804万株、売買代金概算は1兆3589億円。値上がり銘柄数は1223、対して値下がり銘柄数は502、変わらずは110銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、強弱観対立のなか朝方は日経平均が小安く始まったが、徐々に買いが優勢となり、一時150円以上の上昇で2万8400円近くまで水準を切り上げる場面があった。きょう予定されるパウエルFRB議長の議会証言の内容を見極めたいとの思惑から、買い手控えムードは拭えないものの、寄り後は先物主導のインデックス買いが入り全体指数が押し上げられる格好となった。ただ、日経平均は前場後半に伸び悩んでいる。
個別ではソフトバンクグループ<9984>がしっかり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも堅調。東邦チタニウム<5727>や大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>などが値を飛ばしている。オリエンタルランド<4661>も高い。安永<7271>が値上がり率トップに買われ、冨士ダイス<6167>はストップ高。半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連は安い。SMC<6273>も売られた。日本駐車場開発<2353>が軟調、サニックス<4651>、新日本科学<2395>の下げも目立つ。