山王が急落、今期業績予想引き上げも下期受注減の見通しで警戒感
山王<3441>が急落した。14日の取引終了後、23年7月期の連結業績予想の修正について発表した。最終利益の見通しを2億8500万円から4億円(前期比12.4%増)に上方修正した。減益予想から一転して最終増益を見込む。売上高の見通しは97億円から98億円(同3.7%増)に引き上げた。
第2四半期累計(22年8月~23年1月)では、産業機器向けの受注が堅調に推移しており、影響を業績予想に反映した。ただ、足もとでは産業機器向けで生産調整などの影響がみられることから、下期の受注減少の予想も通期の業績見通しに反映したという。今後の受注動向に対する警戒感が強まる格好となり、投資家の売りを促したようだ。