東京株式(前引け)=反発、米株高受け買い優勢の展開に
27日前引けの日経平均株価は前営業日比85円92銭高の2万7471円17銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は4億7682万株、売買代金概算は1兆1260億円。値上がり銘柄数は1305、対して値下がり銘柄数は461、変わらずは69銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、買い手控えムードのなか朝方は日経平均が安い場面もあったが、その後は買いが優勢となりプラス圏に切り返した。前週末の欧州株が全面安に売られたものの、米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が朝安後に切り返しており、東京市場でもこれに追随する展開となった。ただ、半導体関連などが軟調で上値も重い地合いとなっている。日経平均の上げは小幅にとどまっているが、個別株の物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数は1300強となり全体の7割以上の銘柄が上昇した。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が安く、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも下げが目立つ。メルカリ<4385>も売りに押された。新電元工業<6844>が急落、冨士ダイス<6167>も大幅安。半面、商船三井<9104>がしっかり、キーエンス<6861>も堅調。JR東海<9022>、JR西日本<9021>など鉄道株も買われた。ユーザーローカル<3984>、ブレインパッド<3655>、HEROZ<4382>、アステリア<3853>などAI関連株が値を飛ばし、個別に西華産業<8061>が値上がり率トップに買われた。