アスタリスク急反落、23年8月期営業損益予想を一転赤字に下方修正
アスタリスク<6522>が急反落し、上場来安値を更新した。同社は3月31日取引終了後、23年8月期通期の連結業績予想修正を発表。営業損益の見通しは従来の4億4300万円の黒字から1億3700万円の赤字(前期は4億円の黒字)に引き下げたことが嫌気されているようだ。
売上高予想も29億600万円から18億2100万円(前期比24.3%減)に下方修正。米国子会社における製造業界、医療業界を中心に新規大型案件獲得の進捗が遅れたこと、オランダ子会社の事業立ち上げが遅れ計画していた案件の失注、日本で獲得を見込んでいた物流業界向け大型案件の進捗の遅れ、AndroidタイプAsReaderの開発が遅れたことにより今期中の業績への貢献が見込めなくなったこと、パートナー企業との業務提携での成果として見込んでいた新規事業(顔認証技術を活用した新製品)の本格的な販売・サービス提供による業績への貢献が来期以降にずれ込むことなどが主な要因だとしている。