本日注目すべき【好決算】銘柄 住石HD、霞ヶ関C、萩原電気HD (3日大引け後 発表分)
4月3日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
住石HD <1514> [東証S] ★前期経常を54%上方修正・5期ぶり最高益更新へ
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→37億円に54.2%上方修正。増益率が1.9%増→57.0%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。出資先である豪州ワンボ炭鉱からの受取配当金を計上することが利益を押し上げる。
また、著名投資家である井村俊哉氏の同社株式保有比率が12.71%→13.22%に増加したことが判明した。
霞ヶ関C <3498> [東証G] ★上期経常は5.6倍増益で着地
◆23年8月期上期(22年9月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比5.6倍の12.6億円に急拡大して着地。物流施設開発を主力とする不動産コンサルティング事業が大きく伸び、55.8%の大幅増収を達成したことが寄与。
萩原電気HD <7467> [東証P] ★前期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も30円増額
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の52億円→61億円に17.3%上方修正。増益率が20.0%増→40.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。為替変動や自動車生産台数の調整などがマイナスに働いたものの、利益率の高い分野の伸長や経費削減効果などで吸収し利益は上振れした。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の125円→155円(前の期は100円)に増額修正した。
進和 <7607> [東証P] ★上期経常を一転11%増益に上方修正・最高益更新へ
◆23年8月期上期(22年9月-23年2月)の連結経常利益を従来予想の25.3億円→33.3億円に31.5%上方修正。従来の15.7%減益予想から一転して10.9%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。中国日系自動車メーカー向け溶接設備や半導体・エレクトロニクスデバイスメーカー向け超精密塗布装置(自社開発品)の大口案件が順調に売上計上されたことが要因。米国や東南アジアの海外子会社の業績が好調に推移したことも上振れに貢献した。
株探ニュース