飯野海運---アンモニアを積載可能なLPG二元燃料主機関搭載VLGC「OCEANUS AURORA」竣工

材料
2023年4月4日 11時16分

飯野海運<9119>は31日、LPG二元燃料主機関搭載VLGC(Very Large Gas Carrier:大型LPG・アンモニア運搬船)「OCEANUS AURORA」が大宇造船海洋玉浦工場で竣工したことを発表。

同船は、大宇造船海洋(本社:韓国)が製造し、船籍リベリアである。総トン数53,531トン、全長229.90m、全幅36.60mで、貨物積載容量91,000m3である。

同社は、温室効果ガスの排出を抑制する次世代燃料への投資を進めており、同船は2隻目のLPG二元燃料主機関搭載船である。また、同船は同社にとって、燃焼時にCO2を排出しないクリーンエネルギーとして注目されているアンモニアを貨物として積載可能な初めてのVLGCとなる。

同船は、燃料油に加えてLPGを燃料とし、二酸化炭素、硫黄酸化物、窒素酸化物、粒子状物質の排出量を大幅に削減でき、主機プロペラ軸の回転を利用して発電する軸発電機を搭載し、LPGを使用する主機で船内電力をまかなうことで総排出量を削減できる。また。Norsepower(本社:フィンランド)が製造する風力推進装置である高さ20mのローターセイルを2024年4-6月頃に2基搭載する予定で、既に土台を備えている。

同社は、LPGをはじめとする各種液化ガス輸送に従事している長年の運航管理で培ってきた経験と技術力を生かし、安定輸送・安全運航に努め、環境負荷を低減する技術を積極的に導入し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

《YI》

提供:フィスコ

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