本日注目すべき【好決算】銘柄 トランザク、アダストリア、JNS (4日大引け後 発表分)

注目
2023年4月5日 7時01分

4月4日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

トランザク <7818> [東証P]  ★上期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年8月期上期(22年9月-23年2月)の連結経常利益を従来予想の17.3億円→23.5億円に35.8%上方修正。増益率が7.0%増→45.2%増に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。社会環境や消費者動向の変化をタイムリーに捉え、エコ雑貨などの販売が引き続き好調だったことが寄与。販管費の計画的支出も上振れにつながった。

アダストリア <2685> [東証P]  ★今期経常は16%増益、5円増配へ

◆23年2月期の連結経常利益は前の期比47.3%増の120億円に拡大して着地。続く24年2月期も前期比16.4%増の140億円に伸びる見通しとなった。今期はファッション需要の回復が続くなか、新業態・新ブランドの展開や出店の継続、海外事業の回復などを計画し、7.2%の増収を見込む。商品単価の見直しやアセアン生産の拡大、値引きの抑制も増益につながる。

併せて、今期の年間配当は前期比5円増の65円に増配する方針とした。

ブロッコリー <2706> [東証S]  ★前期経常を69%上方修正

◆23年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億3000万円→2億2000万円に69.2%上方修正。減益率が58.3%減→29.5%減に縮小する見通しとなった。第4四半期に各製品の売上施策が奏功したことに加え、経費削減や製造原価と販売価格の見直しを進めたことが寄与。「うたの☆プリンスさまっ♪」関連で3Dライブ製作委員会や劇場版アニメ製作委員会のロイヤリティ収入の一部を受けたことも上振れに貢献した。

KTK <3035> [東証S]  ★上期経常が25%増益で着地、株主優待新設を発表

◆23年8月期上期(22年9月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比24.9%増の2.5億円に伸びて着地。利益率の高いITソリューション事業の収益が大きく伸びたことが寄与。価格改定や生産性向上などでサプライ事業の採算が改善したことも増益に貢献した。

併せて、株主優待制度を新設すると発表。2000株以上を保有する株主に、株主優待ポイントを付与する。

JNS <3627> [東証P]  ★前期経常を27%上方修正

◆23年2月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3.8億円に26.7%上方修正。減益率が30.7%減→12.2%減に縮小する見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、コネクテッドソリューション事業で利益率の高い自社製品を販売したことに加え、集中生産による操業度向上や販管費の減少などが寄与し、利益は大きく上振れした。

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