三協立山が後場急落、第3四半期決算は61%営業減益
三協立山<5932>が後場急落している。午後1時頃に発表した第3四半期累計(22年6月~23年2月)連結決算で、営業利益が10億7700万円(前年同期比60.8%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。
国内外での地金価格上昇に連動したマテリアル事業の売り上げ増加に加えて、全事業で進める価格改定、国際事業における為替の影響などにより売上高は2758億5400万円(同10.1%増)と2ケタ増収となった。ただ、建材事業での市場停滞に起因した物量減少や価格改定の進捗の遅れに加えて、商業施設事業での価格改定効果を上回る資材高、為替影響などにより減益を余儀なくされた。
なお、23年5月期通期業績予想は売上高3780億円(前期比11.0%増)、営業利益37億円(同2.2%減)の従来見通しを据え置いている。