ダイセキSがスタンダード市場に市場区分変更を決議
ダイセキ環境ソリューション<1712>は5日取引終了後、現在のプライム市場からスタンダード市場に市場区分を変更する選択申請をすることを決議した、と発表した。同社は2021年12月6日にプライム市場を選択し、その上場維持基準の適合に向けた取り組みを進めてきた。しかし、23年2月28日時点の流通株式時価総額は62億円とプライム市場上場維持基準(100億円以上)に達していない状態にある。
汚染土壌事業を柱として大型のインフラ整備案件の取り込みを目指していたが、計画通りの入荷はなく、昨年6月と10月に業績の下方修正を実施。5日に発表された23年2月期の連結純利益は前の期比42.1%減の7億2400万円となった。これを受け、同社は中期経営計画を見直している。同社では、5年後をメドに再びプライム市場への変更上場を目指すとしている。