注目銘柄ダイジェスト(前場):わらべ日洋、コシダカHD、竹内製作など

市況
2023年4月12日 11時35分

セラク<6199>:1768円(+205円)

大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の6億円から10.9億円、前年同期比2.8倍の水準にまで引き上げ。エンジニアの稼働率が改善傾向となっているほか、販売費及び一般管理費の削減なども奏効しているもよう。第1四半期が同2.5倍の水準であったため、上振れへの期待は高かったとみられるが、上振れ幅は想定以上との見方になっているようだ。

わらべ日洋<2918>:2063円(+277円)

大幅続伸。前日に23年2月期の決算を発表、営業利益は49.9億円で前期比12.3%増となり、従来予想の48億円をやや上回る着地になっている。年間配当金は従来計画の50円から65円に引き上げ。配当方針を変更して、連結配当性向をこれまでの25%めどから40%をめどとしている。また、24年2月期は52億円で同4.3%増と連続増益の見通しに。年間配当金も前期比5円増の70円を計画、中間配当の実施も発表。

コシダカHD<2157>:1126円(+150円)

ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は35.3億円となり、前年同期2.8億円から大幅に拡大。12-2月期は29.9億円で前年同期比2.1倍の水準となっている。また、通期予想は従来の74.3億円から75.7億円、前期比3.4倍に上方修正、上半期の上振れ分を反映する形に。なお、純利益の大幅増益は、2月に発表した固定資産譲渡による特別利益の計上が背景になっている。

竹内製作<6432>:3285円(+450円)

大幅続伸。前日に23年2月期の決算を発表、営業利益は212億円で前期比19.5%増となり、従来計画の200億円を上回っている。また、24年2月期は240億円で同13.1%増の見通しとしており、市場コンセンサスを20億円近く上回る水準となっている。増収効果や値上げ効果、物流単価の下落などを見込んでいるもよう。為替前提も1ドル127円と保守的であり、想定以上の好ファンダメンタルズをポジティブ視する動きに。

丸紅<8002>:1897.5円(+48.5円)

大幅続伸。前日に続いて総合商社各社の強い動きが目立つ展開に。米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本企業についての追加投資を示唆し、すでに保有する5大商社株の保有比率はすべて7.4%に高まっていると伝わったことが材料視されている。買い増しのスピードが速く、今後も、上限としている9.9%までの追加取得が進められるとの期待が優勢に。また、バフェット氏では商社から協業提案があれば「歓迎したい」ともコメント。

シリコンスタ<3907>:1737円(+300円)

ストップ高で年初来高値更新。ディー・エヌ・エー<2432>からの委託を受け、EV転換シミュレーター「FACTEV(ファクティブ)」の開発に協力したと発表している。同シミュレーターは、EV普及のボトルネックとされていた実用航続距離を車両データを取得せずに簡単にシミュレーションすることが可能。また、走行地域の道路特性や気象情報などの情報を分析に用い、用途に合った候補EVを選定して実用性能や導入効果をデータで提供するとしている。

アンビDX<3300>:719円(+20円)

大幅に3日続伸。GameFiプラットフォーム事業を展開するシンガポールのDEA社と資本業務提携すると発表している。DEA社の主力事業であるGameFiプラットフォーム「PlayMining」は100カ国以上に展開しており、ユーザー数は270万人を超えるという。今回の提携により、NFT(非代替性トークン)の提供やGameFiプラットフォームとアンビションDXホールディングスの入居者サービスの連動など新しいサービスや提供方法を検討するとしている。

インフォネット<4444>:1804円(+136円)

大幅に5日続伸。自社が提供するGoogle Analytics4連携型Webサイトアクセス分析ツール「MEGLASS finder(メグラスファインダー)」の累計導入サイトが100サイトを突破したと発表している。Googleが提供するユニバーサルアナリティクスの処理は7月1日で停止され、Google Analytics4への移行が必要となる。MEGLASS finderは、専門的な知識がなくてもGoogle Analytics4のデータを用いたWebサイトアクセス分析が可能という。

《ST》

提供:フィスコ

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