三機サービス---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、売上高は過去最高を計上
三機サービス<6044>は14日、2023年5月期第3四半期(22年6月-23年2月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比14.8%増の99.63億円、営業利益は同392.2%増の3.46億円、経常利益は同386.2%増の3.48億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同347.1%増の3.15億円となった。
同社グループは、24時間365日稼働のコールセンターを核としたトータルメンテナンスサービスを強みとして、社内に蓄積されたノウハウやデータに基づき突発的な修理不具合を未然に防止する保全メンテナンス及び環境改善を考えた省エネ等の提案営業を行うことで、顧客の潜在的ニーズを掘り起こすことに注力してきた。また、自社メンテナンスエンジニアの多能工化を推進することや新入社員の早期育成を行うために、同社研修センターでの実機研修による人材育成を行っている。
当第3四半期累計期間については、付加価値の高い環境ソリューションサービスにおける省エネ工事が順調に増加したことや、新たに大口取引先のトータルメンテナンスサービスが始まったこと等により、2022年5月期第3四半期の売上高を上回り、過去最高の売上高を計上した。また、それに伴う売上原価は前年同期比10.8%増の76.89億円となった。新型コロナウイルスの対応緩和に伴う病院・福祉施設等向けの工事案件やエネルギーコスト高騰による省エネ工事案件の需要増加は、今後も継続されるものと想定している。販売費及び一般管理費は、今後拡大が想定されるトータルメンテナンスサービスへ対応するための積極的な採用活動による人件費の増加や、2022年12月1日に実施した企業結合の取得関連費用等により、同15.7%増の19.27億円となったものの、各利益は増益となった。
2023年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比24.1%増の143.70億円、営業利益が同108.2%増の4.60億円、経常利益が同105.9%増の4.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同99.4%増の3.07億円とする期初計画を据え置いている。
《YI》