ポエック---2Qは2ケタ増収、全てのセグメントで売上高が増加
ポエック<9264>は14日、2023年8月期第2四半期(22年9月-23年2月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比10.6%増の32.14億円、営業利益は同25.2%増の1.44億円、経常利益は同20.5%増の1.53億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同0.3%減の0.94億円となった。
環境・エネルギー事業の売上高は前年同期比14.8%増の18.08億円、セグメント利益は同119.9%増の1.00億円となった。水処理機器の卸販売が堅調に推移するとともに、養殖市場に対する海水用ヒートポンプチラーの製造販売事業が好調に推移したことで、当第2四半期累計期間の経営成績は順調に推移した。
動力・重機等事業の売上高は同5.5%増の11.93億円、セグメント利益は同18.1%減の0.88億円となった。船舶、プラント関連市場及び工作機械関連市場において需要は前期から堅調に推移している。こうした環境にある中、受託案件の進捗もゆるやかに推移し、売上高は前年同期を若干上回った。一方、一部の大型案件について、受注時での価格競争を受けて、利益率が減少した。
防災・安全事業の売上高は同17.0%増の2.12億円、セグメント利益同29.7%減の0.07億円となった。新型コロナウイルスの感染被害状況は徐々に改善しつつあり、病院等における消防設備の導入がやや活発となり売上高は増加した。また、新規開拓にテレマーケティングをアウトソースして導入しているなど販売促進費用が上昇したことなどにより、係るコストが増加し利益は減少した。
2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.1%増の62.76億円、営業利益が同3.3%減の2.65億円、経常利益が同9.4%減の2.65億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.41億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》