東京株式(前引け)=続伸、次第高の展開で年初来高値圏へ
18日前引けの日経平均株価は前営業日比160円54銭高の2万8675円32銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億800万株、売買代金概算は1兆2083億円。値上がり銘柄数は1441、対して値下がり銘柄数は321、変わらずは73銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方は日経平均が前日終値近辺で強含みに推移するも方向感の見えにくい展開だったが、その後は買いが厚くなり次第高となった。日経平均は前日まで7営業日続伸していたこともあり、目先筋の利益確定の動きも観測されたが、買い意欲も旺盛で、前引けは160円あまりの上昇をみせ2万8600円台後半で着地した。これは3月9日につけた2万8623円(終値ベース)の年初来高値を上回る水準。米景気減速に対する警戒感が後退したことや、中国の好調な経済指標がマーケットの強気心理を後押しした。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、ソニーグループ<6758>、任天堂<7974>などもしっかり。三菱商事<8058>が買い優勢、日立製作所<6501>も高い。テラスカイ<3915>が連日の急騰で値上がり率トップとなり、HIOKI<6866>、アセンテック<3565>なども値を飛ばした。ソシオネクスト<6526>も高い。半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体セクターの主力株が売りに押され、INPEX<1605>も冴えない。セガサミーホールディングス<6460>が下落。IDOM<7599>も大幅安となった。