個人投資家・有限亭玉介:国策テーマのカジノ・インバウンド・AI関連は継続注視【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2023年4月23日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年4月17日14時に執筆

大阪の統合型リゾート施設(IR)について、ようやく進展があったようですねぇ。大阪は観光地として世界的に知名度が高いですし、2025年には大阪万博が開催されます。国内初となるカジノがどんなものになるのか楽しみですな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

4月14日、斉藤国交大臣がIR整備計画を正式に認定しました。カジノという日本初の試みを応援したい気持ちはもちろん、カジノが出来た事で雇用や税収など日本経済にどれほどの恩恵があるのか気になるところですな。

開業は2029年秋の予定ですからまだ先の話にはなりますが、早速カジノ関連株への物色が始まっているようです。入場に関しては日本人が有料で外国人が無料の予定となっており、日本人は本人確認でマイナンバーカードの提示が必要になるとの事。ですから、主にインバウンドの為のカジノ施設という認識は持っておくべきかもしれません。

日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2023年2月の訪日外客数は147万5300人となりコロナ前の2019年同月比で56.6%まで回復しました。肌感覚では着実に外国人観光客が増えている印象ですので、カジノ関連だけでなく関西圏のインバウンド関連銘柄も含めて人気化する可能性はありそうです。

野村総合研究所は、訪日観光客数がコロナ前の水準に回復するのは2024年2月という予測を出しておりますが、円安・低インフレの現状が続けば予測より前倒しになる事も十分考えられます。これからアフターコロナのリベンジ旅行が殺到するかもしれませんねぇ…。さて、今回の記事ではカジノ関連と、インバウンド、AI関連を主にチェックして参ります。

カジノ関連として想像するのは、スマートパチスロなど遊技機販売で業績好調の円谷フィールズHD<2767>ですな。ウルトラマンなどのコンテンツや版権ビジネスも強く、カジノ向け遊技機の開発に乗り出す思惑があります。また、鮮やかな上昇トレンドを築いているマースグループHD<6419>は少人数でホール運営が可能なパーソナルPCシステムを主力とし、カジノ施設でも活用される可能性を秘めておりますよ。両替機など現金の管理システムに強いグローリー<6457>は、言うまでもなくカジノ運営に欠かせない製品を手掛けており、遊戯機械や舞台設備を手掛ける三精テクノロジーズ<6357>はIR最終調整の報道後に急動意した経緯から今後もカジノ関連の報道が好材料となりそうです。徐々に受注拡大しており、業績も回復傾向となっております。

ネット専業旅行会社の旅工房<6548>は、需要が急拡大している2月の旅行取扱状況を発表すると好感されました。直近のチャート(日足)は底値圏ではありますが、業績拡大すれば上放れできるか。5月15日の決算発表も注視しております。

航空券予約サイト「エアトリ」を手掛けるエアトリ<6191>は、直近で保ち合いを上抜いてくるかと注目中です。3月1日には23年9月期の業績を上方修正しており、リベンジ旅行のムードが高まれば同社の業績も伸長していくか。

富士急ハイランドで知られる富士急行<9010>は、4月10日に23年3月期の上方修正を発表しました。インバウンド需要の拡大により、レジャー関連は息を吹き返しているようですねぇ。5月10日の決算発表後にチャート(日足)がどうなるか監視を強めております。

最後は昨今強含むテーマのChatGPT関連からAI CROSS<4476>です。チャート(日足)は上昇基調となっておりますよ。SMSや企業向けコミュニケーションツールを主力とする同社は、AI解析サービスなども手掛けている事からAI関連として物色されている模様。5月15日の決算発表も注視しております。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

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