豪ドル週間見通し:伸び悩みか、豪準備銀行理事会などに注目

通貨
2023年4月29日 13時59分

■強含み、日銀緩和継続予想で豪ドル売り縮小

今週の豪ドル・円は強含み。インフレ指標の鈍化を受けて、豪準備銀行(中央銀行)の金利据え置き継続観測が高まり、豪ドル・円は一時88円を下回った。米金融システム不安は解消されていないことも嫌気された。しかしながら、日本銀行は現行の大規模金融緩和策を長期間維持することを決定したことから、米ドル高・円安が急速に進行し、この影響で豪ドル・円は週末前に90円台前半まで戻した。取引レンジ:87円87銭-90円22銭。

■伸び悩みか、豪準備銀行理事会などに注目

来週・再来週の豪ドル・円は伸び悩みか。豪インフレピークアウトの見方が浮上するなか、豪準備銀行(中央銀行)の理事会では政策金利の据え置きが予想され、豪ドルは買いづらい。豪準備銀行の四半期金融政策も報告される。インフレ見通しが下方修正された場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが増える可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント

・2日:豪準備銀行が政策金利発表(3.60%に据え置き予想)

・2日:ロウ豪準備銀行総裁講演

・3日:3月小売売上高(2月:前月比+0.2%)

・4日:3月貿易収支(2月:+138.70億豪ドル)

・5日:豪準備銀行四半期金融政策報告

予想レンジ:88円00銭-92円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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