横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (37) PTSランキングを活用して、FOMCと米国株の影響を乗り切ろう!
個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。
この記事が配信されるのはゴールデンウイーク(GW)の真っただ中。なかには4月29日から大型連休に突入して「9連休を満喫中!」という方もいらっしゃるかもしれません。
日本では、GW前の4月27日から日銀金融政策決定会合が開かれ、28日の会合後には植田総裁が初会見を行っています(本稿執筆は4月25日)。この記事を目にされている皆さんは、会合の結果や新総裁の発言についてすでにご存じのことでしょう。
昨年12月の会合では金融緩和政策の修正(長期金利の変動幅の上限を0.25%→0.5%に引き上げ)が、当時の日銀総裁である黒田氏から発表されました。予想外の発表内容に衝撃を受けた日本のマーケットが乱高下したことは記憶に新しいところです。日銀金融政策決定会合は、日本の金融政策の方向性が決定される場ですから、どのような結果となり、それを受けてマーケットがどう反応するのかは市場で常に注目されています。
一方、世界経済の方向性に最も大きな影響を与えているのが、米国経済である、といっても過言ではありません。そして、この米国の金融政策の方向性を決定する場が、米連邦公開市場委員会です。一般的に「FOMC(Federal Open Market Committeeの略)」と呼ばれており、年に8回開催されています。
ちなみに、2023年のFOMCの開催スケジュールは次の通りです。1月31日~2月1日、3月21日~22日、5月2日~3日、6月13日~14日、7月25日~26日、9月19日~20日、10月31日~11月1日、12月12日~13日。5月FOMCを通過後、年内はあと5回の開催が予定されています。
株探ニュース