注目銘柄ダイジェスト(前場):邦チタニウム、東京鉄、JFEなど

市況
2023年5月9日 11時59分

東京鉄<5445>:2628円(+347円)

大幅続伸。前日は後場に入って急伸しストップ高、本日も上値追いの動きが続く形となっている。前日発表の決算や株主還元策が引き続き評価材料とされている。24年3月期営業利益は65億円で前期比49.2%増の見通し。減益に転じるとの見方もあっただけに、大幅増益見通しにはポジティブなサプライズ。また、前期配当金は前々期比90円増の110円とし、今期はさらに40円増配の150円としている。さらに、30万株、5億円を上限とする自社株買いの実施も発表。

セルシス<3663>:764円 カ -

ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5.5億円で前年同期比20.1%増となっている。業績予想は据え置いているものの、上半期計画は6億円で同37.9%減であり、大幅な上振れが意識される状況となっている。コンテンツ制作ソリューション事業が業績を牽引する形に。会社側では、ソフトウェアIPを核とした経営に重点、戦略的な開発投資を継続としている。

JFE<5411>:1859円(+226円)

大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表、事業利益は2358億円で前期比43.4%減となり、従来計画に近い水準での着地に。一方、24年3月期は2900億円で同23.0%増の見通し。想定外の大幅増益見通しがポジティブなインパクトにつながる形へ。また、年間配当金は前期比20円増の100円としている。前日終値ベースでの配当利回りは6.1%の高水準となる。

マクニカHD<3132>:4325円(+515円)

大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は616億円で前期比67.9%増となり、従来予想の570億円を上振れる着地に。期末配当金も従来計画の65円から75円に引き上げ、年間配当金は前期比40円増の140円となる。一方、24年3月期は620億円で同0.6%増の見通しに。増益率鈍化を見込むものの、年間配当金は150円と一段の増配を計画。中計目標の25年3月期営業利益は480億円以上から670億円以上に引き上げ。

邦チタニウム<5727>:1635円(-379円)

大幅続落。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は107億円で前期比2倍の水準となり、従来予想の97億円も上回る着地に。一方、24年3月期は46億円で同57.0%の大幅減益見通しとしている。年間配当金も前期比18円減の12円配当を計画。想定外の大幅減益見通しがネガティブなインパクトにつながる形。本日は大阪チタもつれ安する展開になっている。

FRONTEO<2158>:650円(+13円)

大幅に3日ぶり反発。AIを活用して顧客の声を一元的に集約・解析し、インサイト(顧客の隠れた心理)を導き出すAIソリューション「KIBIT WordSonar for VoiceView」を開発したと発表している。7月21日から提供する予定。顧客の声に潜む企業のリスクやチャンスの種を早期に捉え、ビジネスの質向上や新たなビジネスモデル構築の支援とCX(カスタマーエクスペリエンス)向上を通じて企業の成長に寄与することを目指す。

ロコンド<3558>:1667円(+24円)

大幅に反発。子会社のRBKJ(東京都渋谷区)のYouTubeチャンネル「リーボック公式チャンネル」でコラボスニーカーの開発会議編の配信を開始したと発表している。YouTubeを活用したコラボレーション商品開発のノウハウをReebokブランドでも活用する狙い。コラボ製品に対する期待に加え、ロコンド株は4月19日に年初来高値を記録した後は値を下げていたため、押し目買いも入っているとみられる。

TMN<5258>:1395円(+32円)

上場来高値。23年3月期の営業損益予想を従来の4.18億円の黒字から5.60億円の黒字(前期実績7.11億円の黒字)に上方修正している。決済取引高の増加に伴い、QR・バーコード精算手数料が増加したため。センター利用料に係る原価抑制や見直しも利益拡大に寄与する見込み。また、法人税等調整額(益)を計上することから純損益予想を3.90億円の黒字から6.72億円の黒字(同3.85億円の赤字)に引き上げた。

《ST》

提供:フィスコ

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