AI関連株が軒並み人気、広島サミットで生成AI活用に道筋
PKSHA Technology<3993>、ユーザーローカル<3984>、HEROZ<4382>、ヘッドウォータース<4011>、フィックスターズ<3687>など人工知能(AI)関連に位置付けられる銘柄が軒並み高に買われている。今月19~21日の日程で広島においてG7サミット(主要7カ国首脳会議)が行われる予定にあるが、そうしたなか前日の日本経済新聞のインタビューで岸田文雄首相が広島サミットで「チャットGPT」など生成AIの活用に道筋をつける方針を明らかにしたことが伝わっており、関連銘柄を強く刺激している。ここAIの進化スピードが早過ぎることに警戒感も台頭しており、海外ではイーロン・マスク氏らの呼びかけもあって、高度なAIの開発を中断すべきとの世論も出ていた。しかし、直近では4月29~30日に開かれたG7デジタル・技術相会合で、民主主義的な価値観に配慮する「人間中心の信頼できるAI」を目指すことで合意に至っている。東京市場でも、足もとでAI関連株への物色ニーズが再燃している状況にある。