三和ホールディングス---23年3月期は2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表

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2023年5月17日 9時36分

三和ホールディングス<5929>は15日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比25.4%増の5,881.59億円、営業利益が同58.7%増の563.07億円、経常利益が同54.7%増の527.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.8%増の330.84億円となった。

日本での売上高は前年同期比7.0%増の2,528.77億円、セグメント利益は同1.5%増の250.23億円となった。需要が強い工場、物流倉庫向けの重量シャッターが大幅に伸長した。メンテ・サービスも順調に推移し、増収となった。材料費が予想以上に上昇したが、売価転嫁に取り組み増益となった。

米州(オーバーヘッドドア)の売上高は同57.4%増(外貨ベースでは31.5%増)の2,189.68億円、セグメント利益は同246.7%増の290.49億円となった。原材料をはじめとする各種コスト高騰分の売価転嫁が浸透し、大幅な増収となった。利益面は、販売価格維持に努め、修正予想を上回る結果となった。

欧州(ノボフェルム)の売上高は同22.9%増(外貨ベースでは15.6%増)の1,053.94億円、セグメント利益は同8.5%増の42.68億円となった。産業用ドアが堅調に推移し、大幅な増収となった。原材料をはじめ各種コスト高騰分の売価転嫁に取り組み、増益を確保した。

アジアの売上高は同41.9%増の108.55億円、セグメント利益は同115.7%増の2.58億円となった。香港や台湾が好調を維持し、大幅な増収増益となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.4%減の5,800.00億円、営業利益が同15.6%減の475.00億円、経常利益が同11.9%減の465.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.9%減の318.00億円を見込んでいる。減収減益であるが、中計2024の目標数値は上回る予想となっている。

また同日、2023年3月期の業績ならびに今後の事業展開等を勘案し、従来の配当予想より8.00円増配し、1株当たり期末配当金を33.00円とすることを発表した。なお、2024年3月期の配当についても年間58円を維持する予想としている。

《SI》

提供:フィスコ

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