「半導体製造装置」が19位、市況底入れ観測後退でも株価は底入れムード<注目テーマ>

特集
2023年5月16日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  生成AI

2  TOPIXコア30

3  パワー半導体

4  インバウンド

5  半導体

6  人工知能

7  水素

8  総合商社

9  2023年のIPO

10  ペロブスカイト太陽電池

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体製造装置」が19位となっている。

半導体市況は今年前半に底を入れ、年後半には回復色をみせるとの見方が強かったが、スマートフォンやパソコンの在庫調整が後ずれしていることに伴い、回復が遅れる可能性が高まっている。情報機器などコロナ特需の反動が依然として大きく、半導体製造装置メーカーにとっても収益環境の改善がなかなか見込みにくい状況となっている。

しかし、株価の方はここにきて変化が感じ取れる状況となっている。売買代金で常に群を抜くレーザーテック<6920>は個人投資家の信用買い残急増などで上値が重く底値圏でもみ合っていたが、ここにきて浮上の兆しがみられる。東京エレクトロン<8035>も4月末以降は下値切り上げ波動を明示している。特筆されるのはディスコ<6146>で更に上げ足が鮮明、きょうまで10連騰と目を見張る上昇をみせ、連日の上場来高値更新と異彩を放っている。米中摩擦による対中半導体輸出規制の動きは警戒されるものの、国内では熊本県に台湾の受託製造大手TSMC<TSM>と共同で大規模な生産工場が建設されるほか、北海道では日の丸半導体会社のラピダスが最先端半導体量産を目指した工場を建設する計画にある。更に、韓国サムスン電子が横浜市に半導体開発拠点を設ける方向にあることも伝わっており、これらが、国内の半導体製造装置メーカーの商機につながるとの思惑が浮上している。

銘柄としては、ディスコ、東エレク、レーザーテクのほか、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>、ローツェ<6323>、野村マイクロ・サイエンス<6254>、タツモ<6266>、ワイエイシイホールディングス<6298>などが注目される。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.