話題株ピックアップ【夕刊】(3):ヤマザキ、トラースOP、ポート

注目
2023年5月17日 15時20分

■スタジオアリス <2305>  2,167円  -15 円 (-0.7%)  本日終値

スタジオアリス<2305>が冴えない。16日の取引終了後に発表した4月の月次売上高が前年同月比10.7%減となり、2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。買い上げ点数は同2.7%増となったものの、撮影件数が同12.3%減と落ち込んだ。

■ヤマザキ <6147>  416円  +80 円 (+23.8%) ストップ高   本日終値

ヤマザキ<6147>が後場急上昇。午後1時ごろ、4輪・2輪車用部品の設計・開発・製造・販売を行う山田製作所(群馬県伊勢崎市)と業務提携すると発表したことが好感された。省力省人化設備の開発・設計・製造・販売において、相互に経営資源を提供することでシナジーを創出するのが狙い。なお、24年3月期業績に与える影響は軽微としている。

■トラースOP <6696>  522円  +80 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

トラース・オン・プロダクト<6696>がストップ高。電力大手7社が16日、6月1日から電気料金の値上げを実施すると発表した。これを受け、エアコンなどで電気使用量が増える夏場に向けて省エネニーズが高まるとの思惑から、関連銘柄の一角に物色の矛先が向かっている。AI(人工知能)を活用した電力コスト削減システム「AIrux8(エーアイラックスエイト)」を展開するトラースOPをはじめ、直近好決算を発表した電力削減コンサルのグリムス<3150>、省エネ関連事業を手掛けるSDSホールディングス<1711>などが高い。

■ポート <7047>  1,640円  +131 円 (+8.7%)  本日終値

ポート<7047>は大幅続伸。電力大手7社は6月1日から電気料金の値上げを実施することを発表、最大4割程度の大幅な値上げとなるなど家計や企業への負担は大きいが、これを受けて電力株に買いが集まる一方、電力コンサルや新電力(新たに参入した小売電気事業者)の商機が高まる可能性も指摘されている。同社は就職紹介などの人材サービスのほかエネルギー関連事業にも参入している。大手電力による料金値上げは同社が展開する自社販売支援サービスエネルギー領域にポジティブな影響を与えることを16日取引終了後に発表しており、これを手掛かり材料に投資資金の攻勢が続いている。

■ひらまつ <2764>  292円  +21 円 (+7.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位

ひらまつ<2764>が3日ぶりに反発した。16日の取引終了後、4月度の単体月次業績(速報)を発表した。全社売上高は前年同月比25.8%増の11億4100万円となった。堅調な業況を評価した買いが集まった。レストラン事業は同17.1%増の4億5300万円。ブライダル事業は同41.6%増の3億2500万円、ホテル事業は同25.9%増の3億5400万円だった。経済活動の正常化を背景に、外食需要や国内旅行、インバウンドによる海外旅行客の訪日需要が一段と高まり、各事業とも大幅な増収となった。

■ヘッドウォータース <4011>  18,400円  +1,130 円 (+6.5%)  本日終値

ヘッドウォータース<4011>が続急伸。前日に値幅制限上限の3000円高に買われる人気となったが、きょうも目先筋の利益確定売りをこなし上値指向を継続、4月19日につけた年初来高値1万8440円を更新した。人工知能(AI)を活用したソリューション事業を展開するが、生成AI分野にも積極注力の構えをみせている。そうしたなか、16日取引終了後に生成AIモデルの研究開発企業であるrinna(東京都渋谷区)とパートナー基本契約を締結し、Azure OpenAI ServiceやGPT4を用いた言語モデルAIサービスで協業強化を行うことを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■中越パルプ工業 <3877>  1,241円  +63 円 (+5.4%)  本日終値

中越パルプ工業<3877>が急伸し、連日で年初来高値を更新した。この日、セルロースナノファイバーを使用した化粧品原料の販売を開始したと発表しており、材料視されたようだ。持続可能な植物由来原料への需要が増大するなか、未利用竹材を含む国産竹100%の天然繊維を使用。同原料を配合することで、増粘性や洗浄性、保湿性など幅広い機能を付与できるようになるとしている。

■パンチ工業 <6165>  463円  +19 円 (+4.3%)  本日終値

パンチ工業<6165>が大幅高。金型部品大手でオーダーメイドなどで高技術力を発揮し、中国向けで実績が高い。16日取引終了後、ロボット・宇宙技術開発ベンチャーのダイモン(東京都大田区)と技術パートナー契約を締結することを発表した。ダイモンが手掛ける月面探査計画「Project YAOKI」の一員として参画する予定にある。これを材料視する買いが集中した。同社株は前週末発表した24年3月期の業績予想が低調で、今週初の15日にマドを開けてストップ安に売り込まれていた。それだけに値ごろ感も意識され、目先リバウンドを狙った短期筋の追随買いを誘っている。

■明治機械 <6334>  540円  +21 円 (+4.1%)  本日終値

明治機械<6334>が大幅続伸。午前9時ごろ、不二輸送機工業(山口県山陽小野田市)から自動開袋機の製造を受注したと発表しており、好材料視された。不二輸送機が取引先から荷台からの原料などの積み下ろし、袋詰め状態の開袋、袋内の原料などの空気輸送・配合などの一連の工程を自動化・省力化する案件を新規受注したのに伴い、自動開袋機の製造を受注したという。なお、受注金額は23年3月期連結売上高(63億600万円)の10%未満に相当する額としている。

■スパイダープラス <4192>  658円  +20 円 (+3.1%)  本日終値

スパイダープラス<4192>は5日続伸。16日の取引終了後、基本特許「詳細図自動切り出しAI」を取得したと発表しており、これが買い材料視された。「詳細図自動切り出しAI」は、建物構造図の詳細図から特定の領域を切り出す作業を自動化するAI(人工知能)技術。同特許の活用により、切り出す作業に従来要していた時間を約70%削減することが可能になるという。

●ストップ高銘柄

オウケイウェイヴ <3808>  82円  +30 円 (+57.7%) ストップ高   本日終値

大水 <7538>  364円  +80 円 (+28.2%) ストップ高   本日終値

SANKO <2762>  243円  +50 円 (+25.9%) ストップ高   本日終値

サイバー・バズ <7069>  1,467円  +300 円 (+25.7%) ストップ高   本日終値

PCデポ <7618>  461円  +80 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

ダントーHD <5337>  491円  -100 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.