エヌ・シー・エヌ---23年3月期は増収・経常利益まで増益、大規模木造建築分野が大幅増収に

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2023年5月18日 13時17分

エヌ・シー・エヌ<7057>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.8%増の92.40億円、営業利益が同6.6%増の4.22億円、経常利益が同8.6%増の4.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.9%減の3.02億円となった。

住宅分野の売上高は前期比0.8%減の71.81億円となった。当連結会計年度のSE構法出荷数は1,183棟(前年同期比19.7%減)となったが、SE構法出荷1棟あたりの平均売上金額が前期比1.2倍程度に上昇した。またSE構法登録施工店は新規に43社加入し、605社となった。

大規模木造建築(非住宅)分野の売上高は前期比97.0%増の17.06億円となった。SE構法以外の大規模木造建築設計を扱う木構造デザインでは、継続的なプロモーション活動により、当連結会計年度の構造計算出荷数は52棟(前期比85.7%増)となり、同社におけるSE構法の構造計算出荷数140棟(同197.9%増)とあわせて、非住宅木造建築物の構造計算出荷数は192棟(同156.0%増)と大きく増加した。また、今後さらに高まることが予想される建築物の木造化のニーズをとらえ事業拡大していくことを目的として、2022年10月1日付で翠豊の株式51.2%を取得し子会社化した。

環境設計分野の売上高は前期比7.0%増の2.13億円となった。2021年4月より説明義務化となった住宅の省エネ性能に対して、補助金の受給に関するコンサルティング業務と合わせてサービス提供することにより、木造住宅、集合住宅及び非住宅木造物件向けの一次エネルギー計算書の出荷数は2,498件(前期比25.8%増)となった。

子会社および関連会社は、サブスク型セカンドハウス事業を行うSanuとの合弁会社N&S開発を設立し、SE構法を利用した商品開発を行うとともに、同社の登録施工店ネットワークを利用したセカンドハウス建設を計画し、新規需要増加へ向けた取り組みをスタートさせた。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%減の90.55億円、営業利益が同44.7%減の2.33億円、経常利益が同48.7%減の2.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同45.4%減の1.65億円を見込んでいる。

《SI》

提供:フィスコ

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