東京株式(前引け)=反発、半導体関連に物色人気集中
25日前引けの日経平均株価は前営業日比165円39銭高の3万848円07銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億2869万株、売買代金概算は1兆7858億円。値上がり銘柄数は809、対して値下がり銘柄数は919、変わらずは107銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方に売りが先行し、日経平均は安く始まったものの売り一巡後は買いが優勢となり、寄り後わずかな時間で上昇に転じた。前日の欧米株市場が全面安に売られた流れを受け、リスク回避の動きが予想されたが、その後は押し目買いで切り返しに転じている。米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が決算発表を受け、時間外で急騰した流れを引き継ぎ、半導体セクターへの買いが際立っている。一方、内需株には売りが目立つ。前引け時点では、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が100あまり上回っている。
個別ではアドバンテスト<6857>が商い急増のなか大幅高となったほか、東京エレクトロン<8035>も高い。また、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、イビデン<4062>など半導体株に物色人気が集中。このほかエーザイ<4523>、ホンダ<7267>などが上昇、富士フイルムホールディングス<4901>も堅調。藤倉コンポジット<5121>、ブレインパッド<3655>なども値を飛ばした。半面、日本郵船<9101>が安く、日立製作所<6501>も軟調。三菱重工業<7011>も売りに押された。日本ケミコン<6997>が急落、アイスタイル<3660>も大幅安となった。