本日注目すべき【好決算】銘柄 ＡＣＣＥＳＳ、古河機金、フジ日本 (29日大引け後 発表分)
5月29日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ＡＣＣＥＳＳ <4813> [東証Ｐ] ★2-4月期(1Q)経常は黒字浮上、対通期計画84％進捗
◆24年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は3.7億円の黒字(前年同期は6.3億円の赤字)に浮上して着地。ホワイトボックス向け統合Network OS「OcNOS」が大型リピート案件受注の前倒しなどで大きく伸び、ネットワーク事業の営業損益が前年同期の6.6億円の赤字から3.4億円の黒字へ急改善したことが寄与。
第1四半期実績だけで、通期計画の4.5億円に対する進捗率が83.6％に達しており、業績上振れが期待される。
塩水糖 <2112> [東証Ｓ] ★今期経常を67％上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の7.8億円→13億円に66.7％上方修正。増益率が6.7％増→77.8％増に拡大する見通しとなった。原料調達環境の更なる悪化などで営業利益は計画を下回る一方、受取配当金6.8億円を計上することが経常利益を押し上げる。
フジ日本 <2114> [東証Ｓ] ★今期経常を一転18％増益・最高益に上方修正、配当も13円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の19.5億円→25億円に28.2％上方修正。従来の8.2％減益予想から一転して17.7％増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。国内の投資先から配当金6.6億円を受領することが上振れの要因。
併せて、年間配当を従来計画の17円→30円(前期は17円)に増額修正した。配当利回りは5.43％に上昇。
古河機金 <5715> [東証Ｐ] ★今期最終を一転2.5倍増益に上方修正
◆24年3月期の連結最終利益を従来予想の60億円→153億円に2.6倍上方修正。従来の1.6％減益予想から一転して2.5倍増益見通しとなった。大阪市北区に保有する固定資産の売却に伴い、売却益約130億円を計上することが最終利益を押し上げる。
のむら産業 <7131> [東証Ｓ] ★上期経常を一転29％増益に上方修正・最高益更新へ
◆23年10月期上期(22年11月-23年4月)の連結経常利益を従来予想の1.5億円→2.5億円に70.0％上方修正。従来の23.9％減益予想から一転して29.4％増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。包装関連事業で外食関連の需要が回復したほか、物流梱包事業では環境配慮型資材などの販売が堅調だったことが寄与。想定より為替が円高傾向で推移したことに加え、コスト全般の見直しに注力したことも利益を押し上げた。
株探ニュース
