ダントーHDが一時S高で年初来高値を更新、連結子会社の第三者割当増資を材料視
ダントーホールディングス<5337>が一時ストップ高の水準となる前日比100円高の696円に買われ、年初来高値を更新した。30日の取引終了後、連結子会社のタッチストーン・キャピタル・マネージメントが第三者割当増資を実施すると発表した。米国の不動産事業に精通する割当先から、企業価値向上のための協力関係の申し出があったといい、ダントーHDに対しては業績面でのプラス効果を期待した買いが集まったようだ。
タッチストーン・キャピタル・マネージメントは新規に5805株を発行し、1株1万7226円で不動産開発投資及びコーポレートベンチャーキャピタルを運営するTAT Capital Fundに割り当てる。調達資金は業務拡大に伴う設備投資や運転資金に充てる方針。増資後のタッチストーン・キャピタル・マネージメントに対するダントーHDの持ち分比率は50%となるが、引き続き連結子会社となる。23年12月期の連結業績への影響は、現在精査中とした。