日亜鋼が反発、70万株を上限とする自社株買いを実施へ
日亜鋼業<5658>が反発している。午前11時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を70万株(発行済み株数の1.45%)、または2億1000万円としており、取得期間は23年6月1日から24年3月27日まで。株主還元の一層の充実、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行などを図ることが目的としている。
同時に未定としていた24年3月期の連結業績予想について、売上高370億円(前期比8.6%増)、営業利益16億5000万円(同9.4%減)、純利益12億7000万円(同4.7%減)を見込むとした。主副原料及びエネルギーなどのコスト上昇に対する販価転嫁や普通線材製品及び特殊線材製品などの販売数量拡大などを見込む一方、在庫評価差の影響などが利益を圧迫すると予想。年間配当予想は前期と同じ中間4円・期末6円の年10円としている。