米国株見通し:下げ渋りか、債務上限の下院審議を注視

市況
2023年5月31日 13時55分

(13時40分現在)

S&P500先物      4,205.50(-9.50)

ナスダック100先物  14,377.00(-19.75)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル安。VIX指数は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

30日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは3日続伸、ダウは終盤に持ち直しながらも50ドル安の33042ドルとマイナスで取引を終えた。前週末に発表された強いコアPCE価格指数でインフレ高止まりが裏付けられたものの、3連休明けのNY市場で長期金利の上昇は抑制され、ハイテク関連への買いは継続。一方、債務上限問題でホワイトハウスと議会は基本合意に達したが、31日の下院採決を見極めるムードが広がり売りに押された。

本日は下げ渋りか。債務上限関連法案の下院での審議で野党・共和党は保守強硬派の反対により否決される可能性があり、リスクオフの売りが強まる展開に警戒したい。ただ、その場合でも「Xデー」は予め延期されており、期間内の法案通過が期待され過度な売りは抑制されるだろう。他方、景気後退観測が広がりつつあるものの、前日の消費者信頼感指数は予想に反して強い内容となり、金利高を抑えられれば買戻しが入り相場を支えるとみる。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.