東京株式(前引け)=続伸、押し目買い需要旺盛で朝安後に切り返す

市況
2023年6月6日 11時45分

6日前引けの日経平均株価は前営業日比133円15銭高の3万2350円58銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億3281万株、売買代金概算は1兆7340億円。値上がり銘柄数は745、対して値下がり銘柄数は1016、変わらずは73銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、朝方は売り優勢で日経平均が安く始まったが、その後は押し目買いが活発でプラス圏に切り返した。前日の欧米株市場が総じて下落したことを受け、東京市場でもリスク回避の流れが意識されたものの、海外投資家を中心に下値では買い注文が厚い。先物主導のインデックス買いに加え、空売り筋の買い戻しなども株価浮揚力を与えた。前引け段階では、この日のほぼ高値圏で着地している。ただ、中小型株は利益確定売りに押されるものも多く、値下がり銘柄数は1000を超え値上がり数を大きく上回っている。

個別ではレーザーテック<6920>が高く、ソシオネクスト<6526>も物色人気。ディスコ<6146>も高い。ファーストリテイリング<9983>が堅調、三菱重工業<7011>が買いを集めた。ファーマフーズ<2929>が値上がり率トップに買われ、立花エレテック<8159>も値を飛ばした。半面、アドバンテスト<6857>が利食われ値を下げたほか、キーエンス<6861>も安い。ソニーグループ<6758>が冴えず、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが下落した。フジ・コーポレーション<7605>が大幅安、TIS<3626>、メニコン<7780>などの下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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