注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーマF、JNS、立花エレなど

市況
2023年6月6日 11時50分

平田機工<6258>:7940円(+490円)

大幅続伸。EV関連設備の大型案件を受注したと前日に発表しており、買い材料につながっている。顧客情報は非開示であるものの、受注した設備はEV用ドライブユニット組立設備であり、受注金額は80億円超となるもよう。受注金額の一部は今期業績予想に反映し、一部は来期以降の業績に寄与すると見込んでいるようだ。受注金額は年間売上高の1割程度の水準であり、業績インパクトが期待される状況のようだ。

内田洋行<8057>:5680円(+360円)

大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は84.8億円で前年同期比10.8%増となり、通期予想は従来計画の68億円から77億円、前期比2.4%減に上方修正している。民間分野でのICT需要、オフィス環境需要が順調に推移しているほか、公共分野での教育ICT事業も想定を上回って推移しているもようだ。上半期決算時に続いての上方修正となる形に。

ファーマF<2929>:2155円(+354円)

大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は16.3億円で前年同期比75.4%増となり、通期計画である11.9億円、前期比10.3%増を超過する形となっている。上半期は8.8億円の赤字で、前年同期比29億円超の損益悪化となっていたため、ポジティブなインパクトが先行。なお、前日には、信州大学と共同で卵殻膜ナノファイバーの作製に成功とも発表している。

立花エレ<8159>:2671円(+438円)

大幅続伸。資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応策を前日に発表している。自己株式取得による資本効率向上と株主還元強化を図り、積極的なIR活動実施により、PBR1倍超を目指すとしている。具体的には、今後3年間で発行済み株式数の12%に当たる 300万株の自社株買いを行うとしている。この一環として、24年3月31日までを取得期限とした100万株、30億円を上限とする自社株買いの実施も発表。

JNS<3627>:506円(+80円)

ストップ高。子会社のネオスが、AIチャットボットサービス「OfficeBot」においてマイクロソフトの「Azure OpenAI Service」と連携を開始したと発表、前日から動意づく展開となっているが、本日は上値追いの動きが一段と強まる形に。今回の連携開始により、世界的なセキュリティ認証を多数保有するクラウドサービス「Azure」上で、OpenAIの高度な自然言語処理モデルを利用できるようになる。AI関連としての関心がより高まる展開に。

ユニネク<3566>:753円(+57円)

年初来高値。5月の売上高が前年同月比28.8%増の7.72億円だったと発表している。前月(17.2%増)から伸びが加速した。5月は中旬以降に気温が高い日が続いたため、ファン付き作業服や春夏物の作業服、ポロシャツなどの販売が伸長した。引き続き飲食店向け商材の販売も好調で、エプロンやシャツカテゴリが売上増を牽引した。営業日数は前年より1日多かった。

エンバイオHD<6092>:653円(+52円)

大幅に続伸。株主優待制度を導入すると発表している。9月末に700株以上を保有する株主が対象で、お米やブランド牛などのグルメ、スイーツや飲料類、銘酒、家電製品、体験ギフトなど4000種類以上から欲しい商品を選べるポイントを贈呈する。保有株数700-799株で3000ポイント、800-899株で5000ポイント、900-999株で1万ポイント、1000株以上で2万ポイントを贈呈する。

Enjin<7370>:1184円(+47円)

大幅に3日続伸。アイドマ・ホールディングス<7373>と業務提携したと発表している。共通の主要顧客である中小・中堅企業に向けたサービスを推進する。Enjinはクライアントに向けてアイドマ・ホールディングスのサービスの導入支援を行う。EnjinのPR事業とDXによる効率化を中心とするアイドマ・ホールディングスの営業支援事業や業務支援事業とのシナジーを図り、付加価値の高いソリューションの創出を目指す。

《ST》

提供:フィスコ

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