話題株ピックアップ【夕刊】(3):イード、CANBAS、ジェイフロ

注目
2023年6月7日 15時19分

■イード <6038>  823円  +78 円 (+10.5%)  本日終値

6日に発表した「2.99%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の2.99%にあたる15万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月7日から7月31日まで。うち10万株を6月7日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。

■キャンバス <4575>  1,392円  +103 円 (+8.0%)  本日終値

キャンバス<4575>は急反騰。6日の取引終了後、同社及び共同研究先である静岡県立大学創薬探索センターが創出し開発中の抗がん剤候補IDO/TDO阻害剤に関して、特許庁から特許査定を受け取ったと発表したことが好感された。IDO/TDO阻害剤は、抗PD-1抗体や抗PD-L1抗体などと同じ「免疫系抗がん剤」のカテゴリに属する薬剤。単剤での効果のほか、免疫系抗がん剤を含む他の抗がん剤との併用における相乗効果が期待されている。

■ジェイフロンティア <2934>  2,680円  +196 円 (+7.9%)  本日終値

ジェイフロンティア<2934>が4連騰。午前10時ごろ、オンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」がツルハホールディングス<3391>傘下のツルハドラッグに採用されたと発表しており、好材料視された。「SOKUYAKU」は、スマートフォンを活用し、自宅やオフィスにいながらオンライン診療、服薬指導の受診、最短当日中の薬の受け取りを可能にするオンライン診療・服薬指導・処方薬宅配サービス。今回の採用により、ツルハドラッグ全調剤薬局で、「SOKUYAKU」の利用が可能になる。

■オンコリス <4588>  664円  +47 円 (+7.6%)  本日終値

オンコリスバイオファーマ<4588>が急伸。6日の取引終了後、米国臨床腫瘍学会において、胃がん及び胃食道接合部がんを対象とした、テロメライシン(OBP―301)とペムブロリズマブを併用したフェーズ2試験の最新結果が発表されたと開示した。安全性については良好な忍容性が確認されたなどとしており、材料視されたようだ。対象患者16例中3例で臨床効果が確認され、次の臨床試験ステージへ進む条件を達成したという。同社は難治性の胃がん及び胃食道接合部がんを対象としたテロメライシンと免疫チェックポイント阻害剤のフェーズ2試験を今年後半に開始する計画で、免疫チェックポイント阻害剤を販売する海外製薬会社との共同開発体制の構築に向けた協議も進めていく。

■ヘッドウォータース <4011>  27,800円  +1,700 円 (+6.5%)  本日終値

ヘッドウォータース<4011>が大幅高で3連騰、旧東証マザーズ市場に上場して間もない20年10月以来となる高値圏をひた走る展開となっている。東京市場では人工知能(AI)関連の中小型株物色が加速している。そのなか、同関連最右翼として先駆する同社株への投資資金流入が止まらない状況だ。AIを活用したソリューション事業を展開するが、新境地開拓に貪欲で、生成AIモデルの研究開発ベンチャーと協業し、GPT4を用いた言語モデルAIサービスに参入するなど時流を捉えている。売上高の伸びが顕著で、23年12月期は前期比34%増の21億900万円と、一気に20億円台に乗せてくる見通しにある。

■日本リビング保証 <7320>  2,279円  +133 円 (+6.2%)  本日終値

日本リビング保証<7320>は3日ぶりに急反発した。SBI証券が6日、同社の目標株価を2810円から3370円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続する。地震保証などの新たな保証サービスや、SaaSプロダクトとのクロスセルの開始が奏功しており、HomeworthTech(HWT)事業とExtendTech(EXT)事業の新規受注も好調に推移していると指摘。EXT事業は将来的にはHWT事業と肩を並べる事業に成長すると予想する。更に、住宅設備保証企業から脱却し、他社のビジネスが成長するうえで不可欠なインフラ基盤の一部として機能し、後方支援するイネーブラー型企業への転身が加速していると評価した。

■FRONTEO <2158>  701円  +38 円 (+5.7%)  本日終値

FRONTEO<2158>が急反発。6日の取引終了後、自社開発のAIレビューツールに新アルゴリズムを実装したと発表した。調査業務などの負荷軽減や効率化とともに、高精度化にもつながるとの見方から、同社のAIツールの更なる利用拡大を期待した買いが集まったようだ。新たなアルゴリズムを実装することで、一般的に特定が難しいとされるAIの判断理由についての説明性が高まるという。汎用性も高く、訴訟での証拠資料となる大容量の電子ファイルの審査・分析に用いられる「KIBIT Automator(キビットオートメーター)」とともに同社の多様な製品に展開することで、性能や機能の向上を図ることができるとしている。

■アクセスHD <7042>  1,079円  +53 円 (+5.2%)  本日終値

アクセスグループ・ホールディングス<7042>が反発。午前中に関東財務局に提出された大量保有報告書で、Evo Fundなどの保有割合が14.96%となり、新たに5%を超える大株主に浮上したことが判明したことで、需給思惑的な買いが入ったようだ。

■ビューティガレージ <3180>  3,790円  +170 円 (+4.7%)  本日終値

ビューティガレージ<3180>が大幅反発。6日の取引終了後、ChatGPT連携による「美容サロン開業相談チャットボット」及び「EC問合せ対応チャットボット」をリリースしたと発表しており、好材料視された。 今回スタートした2つのサービスは、美容業界のDX推進における対話型AI活用の第1弾。美容サロン開業相談チャットボットは、美容業界初となる美容サロンの独立開業・新規出店に関する質問に無料で答えるChatGPT連携のチャットボットで、一方のEC問合せ対応チャットボットはプロ向け美容商材ECサイト「ビューティガレージ オンラインショップ」の問い合わせ対応を行うChatGPT連携のチャットボットとしている。

■かっこ <4166>  1,152円  +50 円 (+4.5%)  本日終値

かっこ<4166>が4日続伸。6日の取引終了後、クレジットカード不正や転売防止対策に向けたサービス「不正チェッカー」において、番号の規則性に従って他人の番号を割り出すことを目的とした「クレジットマスター(クレマス)」対策に特化したプランの提供開始を発表した。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。クレマスの被害は近年急増し、手口は巧妙化しているという。利用者はカード保有者からのクレームなどによるブランドイメージの低下リスクに対し、対策が可能となるとしている。

●ストップ高銘柄

フィーチャ <4052>  1,476円  +600 円 (+68.5%) ストップ高   本日終値

コラボス <3908>  419円  +80 円 (+23.6%) ストップ高   本日終値

JNSホールディングス <3627>  606円  +100 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

マキュリRI <5025>  741円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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