EDPが大幅反発、トヨタ系がダイヤモンド半導体共同開発と報じられ関連銘柄として思惑
イーディーピー<7794>が大幅反発している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「トヨタ自動車とデンソーが出資する車載半導体研究のミライズテクノロジーズは精密部品メーカーのオーブレー(東京・足立)と、電力損失が少ないダイヤモンド製パワー半導体の共同研究を始めた」と報じられており、宝飾品や基板向けに人工ダイヤの原料の単結晶を製造販売する同社が関連銘柄として注目を集めているようだ。
パワー半導体は電気自動車(EV)向けなどに需要が拡大しており、電力変換を担うインバーターにダイヤモンド製を搭載すれば、航続距離を伸ばせるなどのメリットがあり、20年代後半から30年代の実用化が見込まれているという。報道を受けてトヨタ自動車<7203>、デンソー<6902>が堅調。このほか、人工ダイヤ製造の住石ホールディングス<1514>なども高い。